腹部大動脈瘤のうち大動脈と静脈瘻は0.2-1.3%程度の発症率とされる。
瘻の発生部位としては下大静脈が多く、腸骨静脈、腎静脈の順に多い。
術前診断は困難な例が多く致死率も高い。
腹痛、背部痛、拍動性腹部瘤などの局所症状に加え、心不全症状がある。
McAuleyは動静脈瘻のTriadとして
①突然に発症する高心拍出性心不全
②Thrill、血管雑音を伴う腹部の拍動性腫瘤
③下肢の虚血、腫脹
瘤周囲の連続性雑音80%程度の聴取されるため、非常に重要な診察所見となる。
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